麻しん(はしか)に注意!
現在、海外における流行が報告されており、国内において海外からの輸入症例をきっかけとした感染事例が報告されています。今後更なる輸入症例や国内における感染事例が増加することが懸念されます。
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスにより起こる急性の全身感染症です。感染後7~14日で発熱、咳、鼻水などの症状が現れ、2~3日熱が続いた後に発疹が現れます。肺炎や中耳炎を合併しやすく、1000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。手洗い、マスクのみでは予防できず、麻しんワクチンの接種が有効な予防法です。定期接種対象の方や麻しんの既往・ワクチン接種歴がない方には接種をお勧めします。
予防接種を受けましょう
1回接種で、95%、2回接種で99%以上の人が免疫がつくといわれています。接種歴は母子手帳で確認できます。
定期予防接種の対象者
1期:1歳から2歳に至るまでの方(2歳の誕生日前日まで)2期:小学校就学前の1年間(年長児)
定期接種以外の方
上記年齢以外の方は任意接種となります。麻しんにかかったことがなく、麻しんワクチンを1回も受けたことがない方は、医療機関にご相談ください。
このような場合はご注意ください
- 過去に麻しんと診断されたことも、麻しんワクチンを受けたこともない方で、麻しん患者と接触し10日ほど経って麻しんを疑う症状が出てきた場合は、麻しんの可能性があります。必ず事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。
- 世界各国で麻しんが流行している国が多くあります。海外へ渡航予定があるときには、流行状況を確認し、流行国への渡航の際には出国前にご自身のワクチン接種歴を確認し、予防接種を受けておくことが重要です。また、帰国後2週間程度は健康状態に注意しましょう。
さらに詳しい情報が必要な方へ
・厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html)お問い合わせ
保健福祉課 健康推進係
電話:01635-2-2040