第7期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定資料について
第7期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定にあたり、平成29年9月より介護保険計画等策定委員会を6回にわたり開催いたしました。委員会では、平成29年8月より65歳以上の村民を対象に実施した介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の他、次のデータを活用・分析・評価を行い計画策定の基礎資料と致しました。
・要介護認定率(年度別、全国・北海道・近隣町との比較)について
要介護認定率は、全国や北海道、近隣町村と比較すると高い認定率となっています。
※ 認定率=認定者数÷1号被保険者数
・一人当たりの月額給付費額(年度別、全国・北海道・近隣町との比較)について
① 在宅系サービスでは、全国や北海道と比較すると給付額は少ないですが、近隣町と比較すると給付額が高くなっています。
※ 在宅系サービス:通所介護(通所型サービス)・訪問介護(訪問型サービス)・訪問看護・居宅療養管理指導・短期入所生活介護・福祉用具貸与等のサービス
② 施設・居住系サービスでは、全国や北海道、近隣町村と比較すると給付額が高くなっています。
※ 居住・施設系サービス:小規模多機能型居宅介護施設・認知症対応型共同生活介護・介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護療養型医療施設等のサービス
・受給率(全国・北海道・近隣町との比較)について
① 施設サービスの給付率は、北海道や全国と比較すると高く、近隣町と同じ給付率となっています。特に、要介護4・5の介護度の重い受給者の給付率が高くなっています。
※ 受給率=認定率×利用率(受給者数÷第1号被保険者数)
② 居住系サービスの給付率は、北海道や全国と比較すると低く、近隣町と比較でも低い状況となっています。
③ 在宅系サービスの給付率は、北海道や全国と比較すると同じ給付率となっていますが、近隣町と比較すると高い状況になっています。特に要支援1・2の予防給付に給付率が高くなっています。
考察:
高い要介護認定率については、年1回後期高齢者保険証の更新時に全戸訪問をし、配布を行っていることや基本チェックリストを65歳以上の住民に郵送し、返信のない者や基本チェックリストで介護予防事業の対象となる者に対して、家庭訪問を行うなどの対応を行い認定の対象となる者を早期発見し重症化予防を行った結果、他の自治体と比較して高い状況になっていると思われます。
1人当たりの給付額及び給付率が高い状況については、猿払村では1次産業が盛んであり、在宅で家族が介護を行うには限りがあることと、要介護4・5の重度者は施設系サービスを利用していることから、給付額や受給率が高い状況になっていると思われます。
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福祉医療係
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