「栄養素」って?
栄養素ってどんなのがあるの?

今回は各栄養素の働きと、どんなものに多く含まれているか説明します。
1. 糖質:身体のエネルギー源
糖質は体を動かしたり、内臓器官を働かせます。車に例えるとガソリンのようなものです。特に脳には欠かせないもので、不足すると身体が充分に働かなくなります。こんな重要な糖質ですから、取り過ぎると脂肪として身体に蓄えられますのでとりすぎには注意が必要ですが、しっかり食べるようにしましょう。(ご飯・パン・うどん)2. タンパク質:身体を作る材料
タンパク質は身体を作る材料となります。筋肉、血液、内臓、髪の毛などの他に、ホルモンや抗体(病気に対する抵抗力)などほとんどの材料となります。したがって不足すると体力が落ちたり、病気に対する抵抗力が弱くなったりします。(肉・魚・卵)3. 脂肪:身体のエネルギー貯蔵庫
脂肪は糖質を約半分に圧縮して貯蔵する効率の良いエネルギー源です。もちろん、入ってきた脂肪も使われなければそのまま貯蔵されます。脂肪はエネルギーの貯蔵の他に体の表面を覆い(皮下脂肪)外気との温度差や衝撃から守る役割もあります。(油・バター)4. ビタミン:体を動かす助け役
- ビタミンA~細菌などへの抵抗力をつけたり、目の障害の治療を助ける役割があります。(レバー・緑黄色野菜)
- ビタミンB1~不足すると疲れやすくなったり、だるくなったりするビタミンです。(豚肉・豆類)
- ビタミンB2~脂肪を燃やすのを活発にするビタミンで、コレステロールや中性脂肪を減らす効果があります。(レバー・卵)
- ビタミンC~骨を丈夫にし、皮膚の若さを保ち、ウィルスに対する抵抗力を強めてくれます。(果物・緑黄色野菜)
- ビタミンE~身体の酸化(老化)を抑えてくれます。また、血行が良くなるので、皮膚のたるみ、、シワに効果的です。ただし、取り過ぎに注意を。(豆類・ゴマ)
5. ミネラル:身体を作る補助剤
- カルシウム~骨や歯を丈夫にしたり、興奮を抑え精神を安定させます。(牛乳・小魚)
- 鉄分~血液の材料。不足すると貧血になります。(レバー・貝類・ひじき)
- ナトリウム~身体の水分量や濃さを調整します。取り過ぎると高血圧に。(塩・うまみ調味料)
6. 食物繊維:第6の栄養素
体内で消化されず、便のモトとなります。効果は便秘予防や解消、発ガン物質やコレステロールとくっつき、体外に排出します。(野菜・海草)お問い合わせ
保健福祉課 健康推進係
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