電気通信ゆかりの地
歴史
北海道と旧樺太間の電話通信は、明治38年より日本領有となってから長年の要望でありましたが、昭和9年に当時の最新技術で造られた海底ケーブルが敷設され、旧樺太間との連絡が可能となりました。この陸揚地として選定されたのが、地理条件的に適するとの判断から当村の浜猿払が選ばれた経過があります。
重要中継所として、敷設後から終戦後までは旧樺太との通信拠点となっており、昭和20年8月20日に起きた真岡事件では、真岡郵便局で自決をした9人の乙女たちの最後のメッセージを、この猿払電話中継所で受信していた歴史があります。
昭和39年に猿払中継所が閉鎖された後、昭和49年に設立されたのが電気通信ゆかりの地の記念碑であり、平成18年には、猿払ライオンズクラブが記念碑横に「9人の乙女の霊を慰め、電気通信ゆかりの地にその功績を顕彰する」という石碑を立て、当時に敷設されていたケーブルも置いています。
当村では、平成21年に記念碑ならびケーブルの保存整備を行ってきており、後世に史実を伝える役割を果たしてきています。
設置場所
猿払村浜猿払(国道238号線より浜猿払市街地に入り、浜猿払港手前の海王食品(株)事務所前に設置)
産業課 商工観光係
電話:01635-2-3134
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