インフルエンザに要注意!
「かぜとインフルエンザはどう違うの?」「インフルエンザワクチンって何?」といった疑問も多いと思います。今回は、インフルエンザを中心にふだんから気をつけるべきこと、ワクチンのことなどについて紹介します。かぜとインフルエンザの違いとは
普通のかぜは、種々のウイルス感染によって起こる上気道炎の総称です。症状としては、のどが痛む、鼻がむずむずする、水のような鼻汁が出る、くしゃみや咳が出るなどが中心で、全身症状はあまり見られません。平熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはめったにありません。一方、インフルエンザは、“インフルエンザウイルス”という特定の微生物の感染によって起こる病気です。症状としては、39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせてのどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。
また、インフルエンザは流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。
さらに、普通のかぜが流行しても死亡する人はあまり増えませんが、インフルエンザが流行すると、65歳以上の高齢者での死亡率がふだんより高くなるという点でも大きな違いが見られます。
インフルエンザワクチンについて
- インフルエンザウイルスに対する免疫力を高めます。特に高齢者(65歳以上)、心臓病、糖尿病、呼吸器の病気のある人などは、インフルエンザの症状を軽くしたり、重症の合併症を防ぐ効果があると言われています。インフルエンザワクチンは、接種してから実際に効果が現れるまでに1~2週間かかり、4~5ヶ月は持続します。
- 接種回数については、13歳未満は2回、13歳以上65歳未満は1~2回、65歳以上は1回となっています。2回接種する場合の2回目は、1回目から1~4週間あけて接種します。流行が予想される期間が12月~3月ですから、1月中旬頃までには接種を終えておくとより効果的でしょう。
- インフルエンザワクチンの中には、鶏卵の成分がわずかながら含まれているため強い卵アレルギーの方は、主治医に申し出て接種するかどうかをご相談ください。
インフルエンザの予防法
- 住まいの環境を整える(湿度60~70% 室温20~22℃)
- 睡眠をしっかりとる
- 栄養バランスのよい食事をとる
- ストレス解消をする
- 帰宅時にうがいや手洗いをする
- マスクの着用
- なるべく人ごみを避ける
- インフルエンザワクチンの接種を受ける
インフルエンザワクチンの予防接種について
インフルエンザにかからないようにするためには、予防接種が効果的です。予防接種を受けておけば、感染力の非常に強いインフルエンザにかかりにくく、もし移っても軽い症状で済むことが期待できます。予防接種の副反応(発熱、寒気、頭痛、全身のだるさ、まれにショックやじんましんなど)を怖がる人もいますが、深刻な合併症を引き起こすインフルエンザの怖さに比べれば、その副反応はかなり小さいといえます。
保健福祉課 健康推進係
電話:01635-2-2040
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